2009年7月4日土曜日

vol.02 闇の中にいたもの

 この非人間的な峻厳さをもつ巨大建築AION(アイオン) WIKIは、七暴君のひとり、蛮族の首領《闇の落し子》が征服地の奴隷と原住民を酷使して建立した忌まわしき大祭殿であった。
 しかし《闇AION(アイオン) RMTの落し子》の霊に従いつづける蛮族の残党が、辺境のこの《鉄槌遺跡》に立てこもったため、かれらが《王》の軍団に浄化され、あるいは《王》の教団に教化されるまで、周辺地域の民は至上の恐怖に眠れぬ夜をすごした。
 かれらの邪悪は《至AION NAVI福千年期》にもその影をのこし、大乱時代に戦慄すべき怪異として望まれぬ復活をとげたこともあった。半世紀前の《聖戦》中にも、アイオン(AION)この遺跡に逃げこんだ市民が誤解と混乱が原因で軍に虐殺される事件があり、それらの血塗られた歴史ゆえ、この遺跡に立ちよるものは少ない。

 ふつうの巡礼者はこのような場所をさけるものだ。

 しかし、かれ、白夜家の聖(ヒジリ)はふつうの巡礼者ではなかった。かれは聖地や古い礼拝堂などよりも、古戦場や呪われた土地のほうを好んで訪れたからである。

 かれは邪悪な人間(ダークエルフ)であった。

 かれは、古の草稿や書籍を地下深くにためこんだ砂金(さきん)砂漠の大図書館から探りあて、内容を脳裏に写しとった、とある邪教徒の日誌を唱えはじめた。

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